薄毛でも自信を持て!と励まされた日
このあいだ、ひさしぶりに昔の仲間数人と会って、飲み会をしました。
そこで、ごく自然に「みんな髪が薄くなってきたなあ」という話題になりました。
なかでも、すごく薄くなって、まるで別人のように変わってしまった人物がいました。なんと、そのなかでもいちばん年下の30歳くらいの後輩です。
ショックでした。気の毒なほど頭部全体が薄くなっていました。彼は髪質が細くて茶色なので、薄いと頭全体が地肌っぽく見えちゃうんですよね。
でも、彼は結婚しています。私たちは髪の話題で遠慮するような関係じゃないので、そのへんもざっくばらんに話してくれました。
奥さんとの話をちょっと書きたいと思います。
彼も一時は髪のことばかり考えて、ツルツルにならないかと毎日ビクビクしていたそうです。精神的にも疲れてしまって、薬を飲もうかとも考えたそうです。
でも、薬を飲むのをやめさせたのは、当時つきあっていた奥さんでした。こんなことを言われたそうです。
「私はあなたの髪が薄いなんてまったく気にならないよ。私のお姉ちゃんのダンナさんもハゲてるけど、髪型をちゃんと美容院で整えてもらって、ヒゲをお洒落に生やしたり、帽子のファッションも楽しんだりしていてカッコよくしているよ」
その言葉に励まされて、彼はうじうじするのをやめ、開き直ってそのままにしたそうです。
薄毛を気にして神経質になる人は、どうしても負の雰囲気を出してしまい、まわりに気を使わせたり、イヤな気分にさせてしまうことも実感したそうです。
でも、最近はハゲいじりをする人もいますよね。私の友だちも自分より薄い人間を見つけるとうれしそうにいちいち指摘して、きらわれています。
そんな人間に会ったらどうしているのか。
彼に聞いてみると、おもしろいサイトを見つけたのでそれを見習って、スキを与えないように言い返しているそうです。ちなみにこちら⇒「髪 少なくなった」です。
これなら、言うほうもだんだんバカバカしくなってきて、やめるかも。私も取り入れてみます。
自分に自信を持って、ハゲを隠さない。
そんな生きかたを見習いたいと思いました。
狛江駅から岩戸八幡神社へGO!
神奈川県から小田急線で多摩川を渡ってすぐが和泉多摩川駅、となりが狛江駅です。
その狛江駅から少しはなれた狛江市岩戸南にある、岩戸八幡神社(いわとはちまんじんじゃ)に行ってきました~。
このへんは昔、岩戸村と呼ばれていました。室町時代後期に岩戸村には「秋元仁左衛門」という怪力男がいて「鬼五郎左衛門」と恐れられていたそうです。
鬼五郎が活躍するのが、永禄元年(1558)。足利義氏(あしかがよしうじ)が鎌倉の鶴岡八幡宮に参拝したとき、神前で「八幡神体」を懸賞にした大相撲が開催されたそうです。
驚きましたが、当時、ご神体を懸賞にするなんていう習慣があったんですね。世田谷城主の吉良頼康(きらよりやす)がそこに鬼五郎を出場させたら、みごとに勝利。「八幡神体」を持ち帰ったのだそうです。
今でも世田谷八幡宮の祭礼には相撲が行われています。私も何度か世田谷八幡宮に行って、土俵に立ってみたことがあります。
多くの人に踏みしめられた土は、カチカチにかたくなっていました。
お休みの日には小さなお子さんを連れたママさんが、いっしょに相撲をとったりしていたりするが微笑ましく、いやされます。
本殿のほうにある力石は相撲にちなんだものなのでしょうね。
世田谷八幡宮では境内で厳島神社と高良神社も参拝できます。知る人ぞ知るパワースポットです。静かな空間が落ち着きますよ。
アルバイトは白状するのか?
前回から続きます。アルバイト学生のメガネのなかの目が緊張感で落ち着きません。
なにがあった?言うんだ!さあ、私のトイレをノックもせずに開けた大胆さで、言ってみなさい!
口をひらくアルバイト。そうだ、白状しろ。
「あ、あの……トイレお借りします!」
アルバイト、トイレに突進。くそっ、ヤツはトイレをガマンしていただけなのか。すると、その瞬間、作業員が振り向きました。
「はい、これですべて終了しました」
「えっ? あ、そうですか……」
なんだか不可解なまま、返事する私。さっきの音はなに?って聞きたいけれど……。
「しばらくはちょっと臭いがするかもしれませんが、2、3日するとだいじょうぶだと思います」
あまりに爽やかな笑顔。よけいなことを詮索するのが悪いような……。
「またなにかありましたら、ご用命ください」
ふたたび、笑顔がキラリ。私は尋ねるきっかけを失ってしまったのです。
作業員は笑顔のまま、アルバイトは最初から最後までぼうっとした顔のまま、帰っていきました。
私はすぐにエアコンの内部を調べてみました。
ガタン!は、なんの音なのか。「あっ!」は、なんのトラブルなのか。不明でした。
見かけはなんでもないエアコン内部に、はかりしれない秘密が眠っている気もします。でも、とりあえずちゃんと動いているようです。
エアコン清掃業者のピンチ
ノックもせずにトイレに入ってきたエアコン清掃業者の学生アルバイト。彼の年齢では知らないかもしれませんが、これが和式なら大惨劇です。
私の実家は子どもの頃、和式だったために、鍵をかけずに入っていた近所、親戚のオバチャンの無防備な姿を目撃させられたものです。
「やだー!」などと振り向いて笑われると、子ども心にも逆ギレしました。
「ちゃんと鍵くらい閉めといてよ!」
あ、鍵を閉めなかった自分が悪いのでしょうか。
しかし、どちらが悪いかといえば、初めてやってきた他人の家のトイレでノックしないほうじゃないの?
そもそもトイレを借りる前に、「すいません、トイレを……」と家主にちょっと中腰で緊急の危機感を訴えながら聞くのが、おしゃれなマナーじゃないの?
気分はさっぱりしないものの、ともかく大腸だけはさっぱりさせてトイレを出る私。
そこに新たな事件が待ち受けているとも知らず。
トイレを出たそのとき。ガタン!と奥から大きな音がしたのです。
「あっ!」
続いて作業員の声。
あわてて部屋に入ると、作業員はなにごともなかったかのように、平静を装ってエアコンの清掃作業を続けていました。
しかし、彼の背中には、なにかまずいことをやってしまったかのような緊張感が張りついています。
どうしたんだ?なにをやったんだ?
横で作業を見守っているアルバイトを見ます。お前は知ってるはずだろ?
アルバイトと目が合いました。アルバイトの額から汗がしたたってきました。すると……。
エアコン清掃業者のアルバイト
エアコンの掃除を業者さんに頼んでみました。
「こんにちは~、××です。清掃にうかがいました!」
やってきたのは爽やかな30代前半の作業員と、小太りのメガネの学生アルバイト。学生はアシスタントのようです。
さっそく彼らはすぐに作業に入りました。頃合いを見て冷たいお茶などを出したりしていましたが、こういうときは手持ち無沙汰でこまりますね。
すると、なぜか急にトイレ(大)に行きたくなる私。急激な展開に事件のニオイがプンプンします。お食事中の方、すみません。
トイレに駆け込み、座り込んで用を足しました。
「ふう~」
そのときでした。
ガチャ!
いきなりドアが開いて、アシスタントが顔を出しました。
「あっ!」
開けられた私はとっさに、これ以上開けさせるかと前かがみになり、ドアを押さえます。開けたほうはびっくりしています。
こんなとき、運動神経の鋭い人なら「すみません」とあわてて閉めるのですが、鈍い人はそのまま立ち尽すだけ。
アルバイトは後者でした。ぼうっとしている彼に私は言います。
「すみません、入ってるんで!」
まだボサッとした顔のまま。強引に閉める私。
(なんだよあいつ、ノックぐらいしろよ。そもそもほかの部屋にオレがいないんだから、トイレにいるんじゃないか? くらい想像できるだろ!)
だんだん腹が立ってきました。