エアコン清掃業者のアルバイト
エアコンの掃除を業者さんに頼んでみました。
「こんにちは~、××です。清掃にうかがいました!」
やってきたのは爽やかな30代前半の作業員と、小太りのメガネの学生アルバイト。学生はアシスタントのようです。
さっそく彼らはすぐに作業に入りました。頃合いを見て冷たいお茶などを出したりしていましたが、こういうときは手持ち無沙汰でこまりますね。
すると、なぜか急にトイレ(大)に行きたくなる私。急激な展開に事件のニオイがプンプンします。お食事中の方、すみません。
トイレに駆け込み、座り込んで用を足しました。
「ふう~」
そのときでした。
ガチャ!
いきなりドアが開いて、アシスタントが顔を出しました。
「あっ!」
開けられた私はとっさに、これ以上開けさせるかと前かがみになり、ドアを押さえます。開けたほうはびっくりしています。
こんなとき、運動神経の鋭い人なら「すみません」とあわてて閉めるのですが、鈍い人はそのまま立ち尽すだけ。
アルバイトは後者でした。ぼうっとしている彼に私は言います。
「すみません、入ってるんで!」
まだボサッとした顔のまま。強引に閉める私。
(なんだよあいつ、ノックぐらいしろよ。そもそもほかの部屋にオレがいないんだから、トイレにいるんじゃないか? くらい想像できるだろ!)
だんだん腹が立ってきました。